熊本市のピアノとリトミック講師 常定美奈子のブログです

7月のグループレッスン報告

7月のグループレッスンのご報告です。

今回は、基礎応用とも「ビート(拍)」の練習がメインでした。

ビートとは「音楽のドキドキ」だと私は子どもたちに伝えています。心臓の鼓動のように一定に同じ感覚で打つもの。これが乱れると変です。同じ速さで弾かないといけないところを速くなったり遅くなったり、落ち着いて聴いていることが出来ません。もちろん、曲ごとにはゆったりした気分の時には遅く、ワクワクしたら速く、速さは色々ですよ。

心地よく一定のビートをキープできることは大事な事です。しっかりとリトミックを経験した人にはそうでもありませんが、経験が少ないとなかなか難しい事なのです。

 

基礎クラス

まずは、膝をトントン叩きながら、おしゃべり。考えてるといつの間にかに手が止まったり、話し始めると手が止まったりします。2つのことを同時にするのは大変ですね。でも必要な事。

次はボール回し、ボールをお隣の人に渡していきます。これも拍をキープすることが大事、拍子を感じるところまではいけなかったかな・・。

拍から離れて、ドレミの順番。すでに分かっている人ももう一度確認です。順番がすぐわからないと譜読みにも鍵盤の把握や指を動かす事にも影響があります。基本的だけど大事な部分です。そして意外と出来ていないことが多いところでもあります。

今度はまた拍に戻って、数字で遊んでいます。自分の数字の所だけ手を叩く。意外と難しい。流れに乗って自分の番を待つ緊張感を味わい、流れの中で自分の音を出していかないといけません。真ん中の数字は全員で叩きます。最初か最後だと簡単なのですが、2とか3とか4だとまた難しく・・。そしてこの後、手の代わりにウッドタムを叩いて今日は終了。

 

応用クラス

まずは恒例のフラッシュカードから。人が見ている中でも集中できるようになるのも大事。

ビートを感じる練習です。このクラスでは基礎クラスと同じカードを使っていますが数字が増えています。

少し早い目の8つ刻みです。ドラムアンサンブルにも備えて、8ビートをきちんと刻めるように、感じられるようになればいいなあ、と思っています。これまでやった人たちはやった分出来るようになっているので、基本的な事を少しずつ。数字は8なので、人数より多いです。全ての数字に音があるわけではありません。しっかり数えながら自分の数字を叩いていきます。数字を変えるたびに組み合わせで出来たリズムが聴こえてきて楽しいです。

その後は「ひよっこのマーチ」を聴音。まずはリズムを聞き取り、積み木を並べます。

そしてメロディーの聴き取り。ここで初めて曲がわかるのですが、「おばあちゃんが見てるの~~」と。やっぱり知っていましたね。私は実は見たことないので知りませんでした・・・。月刊ピアノ(雑誌です。「今」はやっている曲の楽譜がたくさん載ってます。教室に置いてありますので自由にご覧ください)に載っていたので夏休みに入ったしきっと知ってるだろうと、リズムもちょうどよい感じなので使ってみました。

最初のメロディーを聴き取ったら、楽譜を見てコードネームを見ながらベースを弾いていきます。今日は進級したばかりのメンバーが多く、苦戦しました。慣れましょうね~~。経験者はベースだけではなく、和音弾いてました。やはり経験は大事!ですね。せっかく基本のコード全部弾けるようになってるのですから、使えるようになりましょう。

また来月、頑張りましょうね。

 

 

 

関連記事