リトミックは子どもたちにとっては遊びです。とても楽しそうに皆さん参加されてます。もちろん良い事であり、嬉しい事です!そうでないとうまく学習出来ません。

ただ、楽しくなりすぎてハイになったお子さんはフラフラしがちです。自分勝手とも取れる言動をとる事もあります。

それがとても気になるお母さまもいらっしゃるのですが…。

私は特に3歳以下のお子さんだとそれはとても自然なことだと思っています。

そして言われたことをきちんとお利口に聞いてるのが良いか、と言うと違うと思っています。

 

どんなお子さん、どんな大人に育って欲しいと考えていらっしゃいますか?


色々な「こんな人」はあると思いますが、私が思っている事を。

自分でしっかり考える事が出来る

それを表現し伝える事が出来る

さらに、自己主張をしつつも、
人の意見や表現も受け入れ、上手に融合し、
より良いものを作っていく事が出来る

こんな人になって欲しいと思っています。

音楽には絶対に必要な能力です。

ピアノも楽譜から表現したい事を自分で読み取り、どう表現したらよいのか考え、それを「弾く」事で実現させていきます。

ピアノは1人で弾く事が多いですが、他の楽器は誰かと音楽を作っていくことの方が多いです。ピアノもそこに参加する事は多いです。

自己主張のない演奏は一緒に弾いてても楽しくないし、かといって自分の表現のみで、人の演奏に上手に合わせる事も出来ないと良い演奏にはなりません。

自分の演奏をしっかりしつつ、相手の表現もしっかり受け止めてより良いものを作り出す。
それが誰かと一緒に演奏するという事です。

大好きなリトミックの先生の言葉ですが、

リトミックをやっていると、

客観的に自分を見る

素直に自分を出せる
上手に遠慮出来る

自分を表現するために、相手と関わりながら、その中で表現する。

これらの事が上手になるのだそうです。

誰かと一緒に演奏する事に必要な事そのままですね。

そしてこの力は日常的にも必要な力です。
会話の中で、学校のグループワークで、家庭でも。

この力はリトミックで育てる事が可能です。

少しずつ、自分で考え、それを動きや言葉で表現出来るようになっていきます。

リトミックは「心と身体を解放していく」とよく言われます。
心がオープンな時はアイデアもよく出てきます。
考えたり、それを人に伝えたりするのに最適な状態です。

例えば、ピアノに合わせてお散歩をしている時、何かするたびに笑いが起こる事があります。
特に楽しい事をしているわけでもなく、いつも通りだったりするのですけど、聴く事、動く事、一緒にやっている事を共有してコミュニケーションを取る事が、楽しく、周りに心を開いていける状態を作ります。

そんな時に新しい事やちょっと難しいことをするととてもノリノリ、ワクワクでやってくれます。

なになに?それどうするの?
どんな風になるの?

心がオープンになっている状態と言えると思います。

リトミックでは、何かする時に、例えばポーズをする、リズムを考えるなどの時に、前の人と違う事をしてみよう!とリクエストする事が多いです。

慣れてる人の集まりではリクエスト無くても、なんとか人と違う事を考え出そう!と気合が入ってる事も多いです。

周りと同じ、無難な所で、という考え方からはだんだん遠くなっていきます。

それが、素直な自己表現に繋がっていきます。

人と違う事を考え出し、それを人に伝えるのは、案外難しく、大変です。エネルギーを使います。
慣れないと、え、え?どうするの?と固まったり、お母さんに助けを求めたりする事も多いです。
無理、と宣言してやらない選択肢をとりたがることもよくあります。

自己表現が得意でないお子さんを表現出来るように持っていくのは結構大変で難しいです。

レッスン中の

これがやりたい、これはやりたくない
これが好き、これは嫌い

ワガママにも見えますが、これも自己表現。

年齢が低いうちは、ちょうど良く上手に周りを見て行動を調整する事は難しいです。

これが好き、これがやりたい!

この気持ちを受け取らず、言われた事をやりなさい、自分の好きな事をするのはワガママよ、と従順に従う事を覚えさせた後

何が好き?どうしたいの?どう感じるの?それを伝えてちょうだい!

と言ってもなかなか…です。
言っても聞いてもらえない事は考えなくなります。

自己主張を大事に受け止めていると、それを周りに合わせて調整出来るように少しずつ成長して行きます。その様に環境を作っていきます。年中さん位を目標に出来るようになっていって欲しいです。

見ていてハラハラする場面もあるかもしれません。
でも大丈夫です。

ちゃんとしてない!と心配する必要はないですよ。
心がオープンになった!と捉えてみて下さい。

心がオープンな状態を大事に「ちゃんと」も出来るよう整えていきましょう。

たくさん試行錯誤しながら成長して行きます。
自分で試行錯誤する事が一番大事!
試行錯誤の時間は出来るようになる前の大事な時間です。ゆったりと見守っててくださいね。

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