リトミッククラスはいつもしっかり動いているのですが、なかなか写真が撮れずつい動かない静の活動(座っての活動。はさみなど)を紹介してしまいます。動いているときは私はピアノを弾いているわけで、写真はなかなか撮れません・・。
時間いっぱい(グループレッスン60分・個人レッスン40分)動いていると疲れて、集中力が途切れます。バランスよく座っての活動を組み合わせることにより、時間いっぱい集中力を保つことが出来、リトミックだけでは身につかない、手先の器用さなども身につけていきます。
先日紹介したはさみが上手になってきたStep2(2~3歳・年少少さんクラス)のお子さん達、リズム感も育ってきています。
「雨が降ってきたよ」と指先でママの手に「ぽつんぽつん」と雨が降ってくる様子を表すのですが、ゆっくりなのに、上手に空間も使ってリズムがとれてます。
ゆっくり動かすのは結構難しいです。つい速くなってしまいます。テンポをキープするために自分の気持ちもコントロールしなければなりません。楽しくてつい速くなっちゃったり(抑えられないわくわく!)もよくあることです。ドキドキしても速くなりますね(緊張したら早口になったり)
実はテンポに合わせるのは聴くだけではなく気持ちのコントロールも重要です。もちろん身体のコントロールもゆっくりは難しいですね。そして聴き続ける集中力も必要。結構大変な事をしているのですよ。
リトミックを経験した子達は連弾をするときに合わせることがとっても上手です。もちろん、ほかの楽器と合わせるのも同じこと。
人と音楽を合わせるというのは、自分の演奏をしながら、人の演奏を聴き、その音楽に合うように自分の音楽を変化させつつ、自分の主張も上手に出来る事が必要なのです。合わせるだけでは良い音楽は作れません。
今は音に合わせて雨を表現したり、歩いたりしていますがアンサンブルや人との関わり方につながっていくのです。リトミックでは社会性を身につけるとよく言いますが、こんな活動にも社会性をはぐくむ要素が入っているのですね。