今年10月からスタートしたベビークラス。カリキュラムには季節を感じる活動がたくさん含まれています。

11月は秋を感じる落ち葉の遊びです。

 

紙の葉っぱですが、本物のようにひらひらと舞い落ちる様子を見て興味津々です。

拾ったり、一緒にひらひら落としたり、落ち葉の様子を楽しんでいます。

 

・落ちる様子を見ることで、視野を広げる。

・素材の違う葉っぱを触って、感触を確かめる。

・触った時の音を聴く。

・「ひらひら〜」「きれいね」「赤だね」など言葉を添えることで言葉も吸収しています。

 

大人からすれば何てことなく思えるかもしれませんし、

大人になったら見逃してしまいやすい、季節のうつり変わり。

 

でも、子どもたちは

いろいろな感覚を受け止め、これから磨いていくところ。

子どもたちにとっては「視覚・触覚・聴覚」をしっかり使った、大切な遊びです。

 

葉っぱがひらひら落ちる様子

ちょっと冷たい風

暖かい光の感じ

今の季節の体験をしっかり蓄えていくことが、大きくなって表現する力へつながっていきます。

 

年長さんのクラス(Step5)では、言葉のラインを書くという活動があります。

その中に「ひらひらと言いながら葉っぱが落ちる様子を線で表す」というのがあります。

 

書くだけではなく、手をひらひらと動かしてみたり、

自分が葉っぱになってみたり、色々な方法で表現することが出来ます。

そしてそれは、

・葉っぱが落ちる様子を音にする

・曲のイメージを作る

・自分で曲を作る

など音楽に直結していきます。

 

葉っぱが変われば落ち方も変わります。

大きさが違えばまた変わります。

 

それを見たこと、触ったことがあるのと、ないのでは、出てくる表現に差が出ます。

空気感、暖かさ、寒さ、光の感じ、雨降りの湿った感じ、爽やかな晴れの日の風の感じ・・・

こんなのも表現にはとても大事です。

 

きっと大事なのは「音楽に」だけではないですね。

 

自分の中から出てくる「これを表現したい!」という

気持ちや表現そのものは言葉で教えられるものではありません。

色々な経験の積み重ねの中から、溢れてくるもの、出してくるものだと思います。

 

ピアノのレッスンで「こんなイメージで弾きたい!」というのがしっかり出来ると

音や雰囲気がとても魅力的に変わります。

そしてそうやって弾いている時はとても楽しそうです。

 

経験を積み始めたベビーちゃん達、

少しでもレッスンの中で遊んだことが季節や毎日を楽しめる、

そして将来豊かな感性を得るきっかけになれば良いなと願っています。

 

教室だけで終わらせず、ぜひ本物の落ち葉の様子も見て楽しんでくださいね!

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