16 Dec 2016
「かっこよくピアノやバイオリンが弾けたらなあ」
「スラスラッと知っている曲が弾けるようになれればなあ」
そう考えたことはありませんか?
もう20年近く前、そういう私も、ピアノのレッスン講師をする中で、悩みがありました。
「リズム感がなんだかなあ・・・」
「同じ速さで弾くのって難しい、メトロノームにあわせるのたいへん!」
「感覚的な事、例えば音色、ふわっとした音?ちょっと重い音?・・などイメージ、音の表情を伝えられない」
「そもそも音楽感じてる?」などなど
知識は教えるのが簡単だけど、感覚的な事はなかなか話が通じない。
と思っていました。
でも、音楽って知識じゃない。
どれだけ素敵な音が出せるか
自分が感じたイメージや気持ちをいかに音にして伝えられるか。
とっても感覚的な事が大事ですよね。
ピアノのレッスンの前に出来ることはないのか、と探して出会ったのがリトミックです。
リトミックでは音楽に合わせ、身体で表現していきます。
最初は簡単な事から。
例えば「音に合わせて歩く、音が止まったら止まる」
シンプルな活動ですが、これも音楽の速さを聴き、身体を音楽に合わせ、音楽の流れに合わせて止まったり歩いたり。
これが子ども達にはとっても人気です。
止まるたびに、けらけら笑ってます。
「聴く力」
「音楽に合わせる力」
「音楽と同じ速さに自分の身体の動きを合わせてキープする力」
「それを実行するだけの集中力、行動力、判断力」
音に沢山合わせていろんな活動をするので自然に音に表情がある事を理解し、表現出来るようになっていきます。
小さい頃に身体で覚えたリズム感は後で楽器を弾く時に大きな力になります。
リトミックを経験した子達の特徴は
リズム感ばっちり
同じ速さのキープ(テンポ感)もばっちり
表現豊か!
そんな子達に育っています。
音楽的な体験をリトミックでたっぷりした子達は、ベースの力はばっちり。
テクニックと知識が身につけば楽にどんどん伸びていきます。
リズムに関しては本当に困ることはほぼありません。
リズム感は音楽だけでなく、スポーツにも日常生活にも役に立ちます。
ピアノのレッスンのためにはじめたリトミックでしたが、リトミックは想像以上に子どもの成長に役に立つものでした。音楽とは関係なくてもやる価値ありですよ。それはこれから少しずつ書いていきますね。
音楽の力と様々な力、楽しく身につける事ができるリトミック、はじめてみませんか?