15 May 2020
前回のお手伝いはチャレンジ出来ましたか?なかなかハードルの高い内容だったかもしれません。「お手伝い」というよりも「身の回りのことが自分で出来る」という事は自己肯定感のアップにもつながります。
出来ることが増えると当たり前ですが「私は出来る」という気持ちがうまれます。「私は出来る」この感覚をたくさん味わってほしいなあと思います。やれることが増えて得意なことが出来ると苦手なことにもだんだんチャレンジ出来るようになっていきます。リトミックやピアノの中でもそうですが、日常生活の中でもチャレンジできることが増えると良いですね。
今回は「ふうせん遊び」
風船だとまだ難しいお子さんにはビニール袋でやってみてください。そこからボール付きの練習まで段階的に遊べます。熱中すると周りが見えなくなることがあるので、お部屋は片づけて危なくないようにして遊んでくださいね。
Step2(年少少さん)の中で風船遊びの活動があります。
まず最初はビニール袋を膨らませて風船を作るところから。これ風船?ですが、キャッチしやすくて扱いやすいです。自分で膨らませることも出来ます。
息を使って膨らませますが、Step2ではなかなか思うようにいかないお子さんも多いです。意識的に「吹く」練習です。呼吸のコントロールにもつながっていきます。
出来たらふわっと投げてもらってキャッチ!おかあさんにキャッチしてもらえるようにふわっと投げる!
目で動くものを追う練習でもあり、目から入った情報を手に伝えて身体を動かす練習でもあります。それから、空間を把握すること、空間を移動している間の時間を感じる事などやっていることはたくさんあります。
風船の動きに音をつけると立派なリトミックの活動にもなってきます。大人の活動として声で音をつけたり、ピアノで音をつけたりもしますよ。「長い音を感じる」「音の方向性を感じる」ことになりますね。
ビニール袋にもう一工夫。
輪ゴムをかけるとビニール袋の風船、動きが変わります。かなり風船に近くなる感じです。ゴムを十字にかけてテープでずれないようにとめます。工作としても面白いですよ。割れたときに音がないので割れるのが怖い人にもお勧めです。
そのままでも大丈夫なのですが、丸くするために飛行機のように口と反対側を三角に折ってテープで止めています。するとだいぶ丸い感じに。テープは折った部分だけとめてくださいね。
写真はないですが、45リットルの大きなごみ袋でも同じように作れます。ゴムは長いままのヘアゴムなどで。中に破った紙を入れたり、かなりテンションの上がる遊びになります。小学生にもおすすめです。
ビニール袋でも結構遊べるのですが、つぎは本物の風船で。
風船にビニールテープをやはり十字に巻きます。
これは不思議にボールの動きにかなり近くなります。ふわっとかえってくるのでボールで「ついて取る」の練習を始める前に最適です。ちょっとゆっくりなので怖くない、固くないので怖くないです。
最近、ボールつきが出来る年齢が遅くなっているように思います。家の中でも出来るので雨の日などにやってみてください。
最後にふうせんそのままで肘でついてみましょう。
写真が上手に取れなくてすみません・・。上腕を動かす感覚がわからないお子さんが時々いらっしゃいます。リトミックの中でボディイメージをしっかりさせましょう!など言ってますが、上腕部分が意識になかったらしくわきに本を挟んだりが出来なかったり・・。上腕部分をしっかり動かす練習です。
これは大人の人にもおすすめで、肩こり解消に最適です。大人も子どもも目線を上に向けるのはとても良いらしいです。どうしてもスマホなどで下向き、目線固定な時間が長いので、リラックスにどうぞ。くれぐれも怪我の無いようにだけお気を付けください。
もちろん、普通にふうせん遊びもおすすめです。
段階的に遊べると出来ることが増えていきます。興味のあるものがありましたらやってみてくださいね。